女性が活躍する社会

『今』、プロジェクトを成功させたい

と思っている人の為の Webインテグレーター細川です。

日本において、「女性が活躍する社会」って、 みなさんはどんなふうに思います?


安倍政権が掲げている「1億総活躍社会の実現」の中には、
「女性が活躍する社会の創出」というのがあって、 これも重要なテーマの1つだということです。


僕自身、このテーマは是非うまく推進してもらいたいなと思っていますが、
「女性が活躍する社会」って、どんな社会なんでしょうか?


人生を犠牲にして社会進出?


先日飲み会があって、割と同年代(いわゆるアラフォー)の方々4人との飲み会だったのですが、そのうちの1人がいわゆる「バリキャリ」な女性で、ある企業の部長職を務めている方でした。


その方は未婚なのですが、かといって「仕事一筋!」みないな、結婚せず仕事をバリバリこなすことこそが生き甲斐、というような感じではなく、
私生活を十分に謳歌していて、仕事も遊びも充実しているような方なのです。


見た目もキレイだし、おそらく放っておかれないタイプだと思うのですが、
結婚に対してはネガティブな発言をしていたような印象です。


もちろん、「女性の幸せ=結婚」だ、という話をしているわけではなく、
その方の場合、僕の解釈では、
「結婚願望はあるけど、仕事のことを考えると、結婚生活が足かせになる」
というようなニュアンスのことを言っていたように思います。


このお話しは一例ではありますが、
日本社会においては、こういう女性は決して少なくないような気がしますし、
このままだと、こういう女性が増えてしまうのではないかと危惧してしまいます。


つまり、
「社会の第一線で活躍し続けるなら、結婚・出産なんて考えられない」
という女性が、増えてしまうのではないかと思うのです。


日本の社会が、結婚・出産という、女性にとっての人生における一大イベントを犠牲にしないと活躍できない社会だとしたら、活躍する女性が増えるような社会にはならないだろうし、少子高齢化に歯止めをかけることもできないだろうな、と思うのです。


「働く時間」


ではなぜ、
「社会の第一線で活躍し続けるなら、結婚・出産なんて考えられない」
と思ってしまうのか。


それってやっぱり、
「時間の制約」、
つまり、
「結婚・出産したら、今より働く時間が減ってしまうから」
ってことなんだと思います。


で、聞いてみると、バリキャリな女性の方々って、 もちろん業界や勤める企業によりますが、
20~22時ぐらいまで働いてるケースが多いんですね。


保育園はそんな時間まではあずかってくれませんから、
16~18時ぐらいには我が子を迎えに帰るわけですよ。


そりゃ、働く時間が減るわけです。


安倍政権が、「待機児童の解消、保育枠50万人分確保」をうたっていますが、
保育枠をどんなに増やしたって、現状、女性が第一線で活躍するには、
どうしたって「働く時間」が必要なんです。


じゃぁ、
「保育所を23時ぐらいまであずけられるようにしたらいいのでは?」
なんて突飛な意見もあるかもしれませんが、


0~6歳の子どもを、23時まであずけます?
子どもの成長やモラルの観点から、ちょっとそれは考えられません。


何が言いたいかというと、
子どもをあずけられる施設がどんなに増えようと、
社会で活躍するための「働く時間」が変わらなければ、
「女性が活躍する社会」にはならない、ということです。


これは業界にもよるので、一概にそうとは言えないというご意見もあるかと思いますので、
少なくとも僕が関わっているITの受託業界においては、
「女性が活躍する社会」を創出するためには、解決しなければならない課題だと思っています。


株式会社グリームオーブ
代表取締役 細川尚史

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