長時間労働で、人は幸せになれますか?
『今』、プロジェクトを成功させたい
と思っている人の為の Webインテグレーター細川です。
連日、電通社員の過労死の記事を多く見かけます。
賛否両論あって、それぞれの価値観の違いなども相まって、
長時間労働が今なお論じられている日本では、
「これが正解」
という概念がまだないのかもしれません。
(※正解自体がないのかもしれませんが)
ただ、政府がわざわざ、「働き方改革担当大臣」を任命してまで進めようとしている
「働き方改革」によって、
日本の労働者の労働時間は、もしかしたら減っていくのかもしれません。
大臣は、長時間労働への対策としていくつかの施策を打つようですが (http://blogos.com/article/187668/)、
個人的には、もっと政府に、ドイツを見習って、長時間労働を改善するための施策を打ってほしいと思っています。
でも、経済産業省や経済界の反発によって、その道のりは難航するともいわれており、
この2~3年の間に効果が出るようなことは、ないだろうとも思っています。
そこで今回は、あくまで「細川の価値観」で、長時間労働について書きたいと思います。
長時間労働で、人は幸せになれますか?
政府になかなかできないなら、民間で実現して、それを社会に広めていけばいいだろうということで、僕は自分の会社で、長時間労働の是正を実現していこうと考えています。
ただ、僕の場合は、「少子高齢化対策のために長時間労働を是正しよう」、などとだいそれたことを考えているわけではありません。
もっと人間として根本的なところで、長時間労働のない社会にしていきたい、
という気持ちが強いです。
そもそも人が、長時間労働してて幸せになれるのか?
平日は会社と家の往復のみ、
土日はどちらかは休日出勤で、
どちらかは家でゴロゴロか、
あるいは、家族サービスで過ごし、仕事の疲れがとれない・・・
ITの受託産業では、典型的なサラリーマンの姿だと思います。
ITの受託産業では、このような姿があまりにも「常識化」しているので、
これを疑問に思っている人の方が少数派でしょう。
ITの受託産業のサラリーマンにとって、どういう過ごし方が幸せなのか、もはやよくわからなくなっているのではないでしょうか。
僕は、個人的には、長時間労働は人を幸せにしないと思っています。
僕自身、サラリーマン時代に、社外の友達と飲みに行ったり、興味あるセミナーや集まりに参加したり、家族をケアする時間を確保したり、といったことを我慢しなければならないことが多々ありました。
決して「プライベートが充実している」という状態ではなかったです。
自分の会社の社員には、
「プライベートが充実している」状態を確保してもらいたいと思っています。
プライベートが充実しているからこそ、
自分の仕事に打ち込み、パフォーマンスを最大化することができる、
と考えています。
自分の会社の社員が、パフォーマンスを最大化することができれば、
確実に顧客満足を向上させることができます。
そうすれば、会社も業績が良くなり、会社も社員も成長していくという、
好循環が生まれます。
僕は、そういう好循環をつくるために、 社員には長時間労働をさせたくありません。
社員自身に幸せになってもらってはじめて、
顧客、会社、そして社会全体が幸せな状態になっていくと信じています。
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