小学校の先生が逮捕されました
『今』、ITプロジェクトを成功させたい
と思っている人の為の
Webインテグレーター細川です。
先週末、息子が通っているサッカークラブに行くと、保護者たちが何やら険しい表情で話しているので聞いてみると、
息子が通っている小学校の教師が、逮捕された、というのです。
どうやら、迷惑防止条例違反容疑での逮捕とのことでした。
息子の担任の先生ではないし、学年も違う先生だったので、直接は知らないものの、10月に行われた運動会では目立つ格好をされて いたので、なんとなく存在は知っていました。
運動会での素振りや、生徒との接し方を見る限り、好感の持てる先生だな、という印象を持ったことを覚えています。
実際、その先生を良く知る保護者の方に話しを聞くと、人望のある、生徒からも親からも信頼されている先生だった、というのです。
教育活動を通して教育委員会から賞をもらったりするような、教育熱心な先生だったと。
高学年の担任をしている先生なのですが、
生徒の中には、
「絶対に何かの間違い、○○先生がそんなことするはずない」
と、先生を信じている子もいるほどです。
保護者の中にも、逮捕前ですが
「来年は○○先生に担任になってもらいたい」
と言っている方もいたようです。
そんな、教育熱心で、人望もあり、社会性に富んだ教師が、逮捕されました。
信頼関係、信用力の威力
こういうテーマの記事を書くと、
「教育熱心で、人望もあった教師がこんなことに。人生は何が起こるかわからない、明日は我が身」的なことを書くケースが多いのかもしれませんが、
僕が感じたことはそれではなくてですね。
もちろん、今回の容疑が事実だとしたら、それはあってはあならない行為なので、そこを放置して論じたい、というわけではありません。
ただ、「構築された信頼関係」の威力というのは、本当に絶大なんだな、ということを思い知らされたのです。
なぜなら、上述したように
「生徒や保護者からの信頼が絶大だった」
からです。
学校となんら関係のない一般の方々や、あるいはその教師が担当していない生徒やその保護者にとって、逮捕された教師は「容疑者」でしかなく、それ以上の心理は働きません。
一方で、
信用力を上げ、信頼関係を強固なものにすれば、「逮捕」というネガティブ情報すら否定するほどの心理状態を形成する力を持っている。
「信頼関係」とは、人の心理をそのように180度真逆に作用させる力を持っているのだ、
と改めて感じたのです。
調度最近読んでいる本の中にも、それに類似した話があって、銀行の融資に関する本なのですが、財務的な信用力を上げて、何年か取引をし続けていれば、無保証、無担保で融資を受けられるようになる、という話でした。
一般的に、企業が融資を受ける場合、個人保証や担保を入れないと受けられないと考えられていますが、銀行が納得する信用力さえあれば、無保証、無担保でも融資を受けられるのです。
銀行であっても必ずしも機械的に判断するわけではなく、
「信用力」という定性に近しい要素によって、融資OKという心理状態を形成するのです。
しっかり信頼関係を築いた上での「信用力」というものが、どれだけ人の心理に作用するものなのか、ということを、改めて思い知らされたました。
ビジネスの現場でも同じことが言えて、信頼関係と信用力、これが欠けている商品やサービスは、市場に受け入れられない。
そのことを肝に銘じて、ビジネスを展開していきたいと思います。
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