「アメリカ・ファースト」のその先にあるのは?

『今』、ITプロジェクトを成功させたい

と思っている人の為のWebインテグレーター細川です。

ニュースサイトを見てると連日のようにトランプ米大統領関連の記事が掲載されてます。


トランプ大統領の言うこと成すこと、そのすべては

「アメリカ・ファースト」

に集約されるんですよね。


米国第一主義を掲げて、グローバリズムの台頭によって経済的損失を被った国民、雇用を失った国民を救済するというポピュリズム的発想の政策が目白押しな状況。


でも、そもそも
「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」
って、どういう状態になりたいんですかね?


当社も経営理念の1つとして、
「従業員ファースト」
を掲げているので、トランプ大統領が言っている「米国第一主義」が、

「米国国民第一主義」

なら、理解できます。


つまり、

・米国国民の「幸せ」第一主義

ということであれば、その理念は素晴らしいと思う。


それは、米国国民が、経済的に裕福かどうかによらず、「幸せ」を実感できている状態を指しているから。


国民が幸せを実感できているのであれば、労働でパフォーマンスを発揮しようとするだろうし、国民が幸せを実感できているのであれば、グローバル企業に従事している人は、他国にも高いサービスを提供して、他国民を幸せにしようとするだろう、と。


米国の企業で言えば、サウスウェスト航空やスターバックスといった、従業員第一主義を掲げるグローバル企業ですね。


でももし、トランプ大統領が言っているアメリカ・ファーストが、
・米国の「国益」第一主義
なら、それは改めた方がいいのではないでしょうか。


企業に言い換えれば、国益第一主義というのは、言わば『「会社の利益」第一主義』とイコールだから。


「利益」を最優先にしている企業の従業員は、他を犠牲にして「利益を獲る」対応をしてしまうので、最終的に従業員が幸せになれない。


それと同じで、国益第一主義の国家の国民は、最終的には幸せになれないでしょう。


グローバル企業の海外工場の建設を中止させたり、特定の国、地域の人々の入国を制限したり、特定の国の輸入品に高い関税をかけたり。


一時的に「雇用が守られる」からと喜ぶ一部の国民はいるかもしれないけど、他国の一部の国民のビジネスや雇用を犠牲にしているわけだし、実は米国自体、輸入品や海外の労働力で経済の恩恵を受けているわけで。


国益を第一主義とした政策が、本当に米国民の幸せにつながるのかと言ったら、おそらく違うでしょう。


トランプ大統領には是非、
「アメリカ・ファースト」
じゃなくて、

「アメリカ国民の幸せ・ファースト」

で、政策を実行してもらいたいですね。


株式会社グリームオーブ
代表取締役 細川尚史

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