Webって、「制作」なの?、「開発」なの?

『今』、プロジェクトを成功させたい

と思っている人の為の Webインテグレーター細川です。

みなさんは、Webサイトをつくってくれる業者を検索エンジンなどで探すときに、
何ていうキーワードで検索しますか?


「Web制作」
「Webデザイン制作」
「Webサイト構築」
「Webシステム開発」
「Web受託開発」
などなど・・・


いろいろなキーワードを使って検索されていることでしょう。


キーワードを見て不思議に思われる方もいるのではないでしょうか。


なんだかわかりますか?


「制作」というキーワードと、「開発」というキーワードが2回ずつ出てきてます。
「制作」と「開発」って、何が違うのだろう、と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。 


Windows95が発売されて以降、徐々に世の中に広まっていったインターネットの世界、
いわゆるWebの業界は、今年で約20年ぐらいの歴史になるのですが、
「レガシー」になるどころか、SNSの勃興やAI、IoTといった新しい技術やインフラなどが出てきて、むしろどんどん進化して広がりを見せています。


まだ20年しか経っていないから、なのか、どんどん進化しているから、なのか、

Webの業界って、IPA(情報処理推進機構)のような非営利組織がないので、
なかなかデファクトスタンダード化しないように思います。


そういう意味で、業界としてはまだまだ未成熟なWeb業界ですが、

前職時代含めて、いわゆるWebインテグレーターを生業としている人たちの間では、
「共通語」があって、専門用語的なものがだいたい通じます。


感覚的には、スペイン語圏の人とポルトガル語圏の人が、言語は異なるけどかなり似通っているので通じてしまう、というのに似ています。
 (※僕の親戚にスペイン語圏で育った従兄がいて、ポルトガル語圏の人と会話しても、7~8割方は通じる、と言っていたので例として挙げました)


そんなWebインテグレーターの業界では、「制作」と「開発」は以下のような定義です。

・制作
Webデザイン、UI設計、htmlやCSSのコーディングにより、WebサイトのUI部分(いわゆるWebページ)をつくること

・開発

Webサイト利用者がWebページにデータを入力したり、ボタンを押したりした後に、動的に処理を実行するシステムをつくること


わかりました?

よくわかりませんよね(笑)


誤解を恐れず、もっとざっくり言うと、


・制作
Webぺージの見た目(デザインやボタンの配置、レイアウトなど)をつくること

・開発
動きのあるWebページをプログラム開発すること


といった具合になります。
(※個人的には上記のざっくり説明ではあまりしっくり感がありませんがw)


まぁ正直、ITのリテラシーの度合いによって、どういう説明の仕方をするかが変わってくるのですが、
それはさておき、

つまり「制作」と「開発」は、Web業界的には異なる意味で使われているのです。


でも、Webサイトを発注するために、受託でつくってくれる会社を探しているような事業会社の方々は、「制作」と「開発」の区別もよくわからず、探していらっしゃるんだと思うんですよね。


今後は迷うことはありません。


Webで「制作」といえば、デザインやUIを専門にWebページをつくってくれるところだと思ってもらって問題ないですし、

Webで「開発」といえば、システムエンジニアが、動的なWebサイトをつくってくれるところだ思ってもらって問題ないです。


Web業界的には、
前者は 「Webサイト制作」、
後者は 「Webシステム開発」、
と言っていることが多いようですね。


ちなみに弊社グリームオーブは、Webサイト制作、Webシステム開発、両方とも対応することができます。


株式会社グリームオーブ
代表取締役 細川尚史

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